ふじの治療室

犬と鍼灸師

日々雑感(2022/11/19)

だんだんとおふとんから出るのが嫌になる気温になってきた。と思いきや、また気温が上がるのだと天気予報に載っているので「どないやねん」「はっきりせい」と言いたくなる。言いたくなるけど、関西人以外の関西弁は癪に触るので言わないようにしないといけない。


 


気温が低くなるにつれて心が不安定になるクライアントからの相談が増える。心に直接アプローチすることはできないが、体と心のつながりをよくすることはできる。体が整うと心も落ち着くものである。そして、こんな季節になれば不安定になるのは私も同じで、起きたら空虚感、仕事終わりも空虚感、寝る前に少しの失望感。仕事中は充足感があるが、なにが詰まっているのかよくわからない。気のせいかもしれないな。


 


こんな時に支えとなってくれるのは、私の場合は本と映画、そして音楽。90年代ドリカム、そしてaikoをずっと流している。カブトムシを聴いていると井口理のオールナイトニッポンへのゲスト回が聴きたくなるぞ。


 


犬(ドン♂)と住むモーニングルーティンは、シャッターを開ける→眩しそうな顔を寝床から出すドン→まだ寝ぼけている間にコーヒーメーカーをセット→ゲージから出して痒いところを私に擦り付けてくる→なでなでタイム→朝飯請求→食べてる姿を見ながらコーヒーを飲む→パソコンで諸々確認→散歩請求→1時間のお散歩へ。


 


ドンは今日も元気。先月末の捻挫騒ぎなんてなかったかのように。外に出れば全力ダッシュで徒歩0分の公園に飛び込んで行く。飛び込んですぐに踏ん張るドンを見守り、モリモリのうんちを確認して「今日も健康だな」と声をかける。声をかけると一応こちらをチラッと見るのだが、満足そうな顔をしているような気がする。その後、また全力ダッシュ。ドンと住み始めて1年4ヶ月になるが、この全力で走る姿を見るのが私の最大の楽しみで、その走行姿勢は本当に惚れ惚れする。ビーグルを飼うとなった時に「散歩が大好きだから大変」という話を聞いていたが、私も散歩が好きな人間で毎日ひとりで1時間ブラブラしていたのが、今はドンと1時間(日によっては1時間半)プラプラしている。「疲れた」とか「ちょっと休もう」とかもちろん言わないし、何だったら進めば進むほどテンションが上がっていくので最高の散歩パートナーと言える。唯一の不満点はイヤホンをしながら散歩できないことだろうか。


 


なんだか施術の制度が落ちている気がして体の使い方を復習している。肩関節で接続が切れている感じがするので修正したいのだが、なかなかうまくできない。PC作業が多過ぎただろうかと省みているが昔はもっとしていても大丈夫だったのに…とか考えるが歳をとっていることを計算に入れていないのは滑稽だな。三十半ばも過ぎたあたりから体の不具合は表在化し始める…という知識はあるけど実感がない。実感することは成長することにとって大事なこと。ちゃんと地に足がついたおじさんになりたい。