ふじの治療室

犬と鍼灸師

日々雑感(2023/07/24)

この仕事をしていると小難しい理論や気恥ずかしい哲学などで頭がいっぱいになってくるので、仕事に没頭しないように、仕事関連の本ばかり買わないように強く意識しています(そして棚に漫画が増えていく)。

常に自分が患者側だったらということを考えてるのですが、患者さんはどういう技術を使っているのかなんて興味ないでしょうし、理論なんて聞きたくもないでしょう。結局のところ、患者さんは「ラクになりたい」これに尽きると思うんですよね。施術でお腹がスッキリするととても喜ばれるのですが、これもシンプルに腹膜にアプローチするだけで受ける側にとって“分かりやすく”スッキリする。“分かりやすい”というのは大事です。小難しい手技を施して「?」な表情してる患者さんに後付けで理論の説明されてもな〜と私なんかは思います。

ということで最近は分かりやすいアプローチを研究中。まずは『目』ですね。ここを緩めるだけで交感神経の興奮が抑えられるのですが、アプローチ自体がこれまたややこしい感覚世界。分かりやすくするにはどうしたらいいのか、夏の宿題ですかね。