睡眠とは脳が完全に休むことができる唯一の時間です。
脳を休めることが、体の自然治癒力を最大限に発揮することになります。しかし、現代人の生活は外部からの刺激が多すぎて、脳が常にその処理に追われています。脳が働いている＝交感神経亢進という緊張を受け続け、不調が生じやすい状態になります。
昔の刺激が少なかった生活から、この数十年のうちに刺激だらけの環境へと変化していきました。特にスマホとパソコンは劇的な変化ですよね。そんな劇的な変化に数十年程度では人間の体も追いつけず対応できていません（数百年後には進化しているかも？）。本来は刺激（疲労）が増えれば、それに応じて休息の時間を取ることでバランスを取るのですが、現代人の多くがこのバランスが取れていないことで体の不調が起きています。
本当の意味で「休息を取る」というのは、脳まで休まることで体がリラックスしている状態を言います。外からの刺激を遮断して「ただ睡眠をする時間」を作ることが重要で、良い睡眠が取れていないと感じる方は、寝室に「テレビを置かない」「スマホを持ち込まない」という環境づくりをしてみましょう。しっかりと休息が取れていれば大抵の不調は良くなるように人間の体はできています。
