ふじの治療室

犬と鍼灸師

「歩く」について

健康のための運動は「全身をバランスよく使う」ことが基本です。全身を使う運動には「歩く」「走る」「泳ぐ」があります。その中でも一番ラクに始められる「歩く」について。

 

歩き始めは誰でも全身カチカチでしなやかな動きになりません。寒い季節ならなおさらです。そうなると動かしやすい部分を偏って使う運動になるのですが、これが20分続けると体が温まってくるので、それ以降は全身を使って歩けるようになってきます。「ウォーキングは20分以上」というのは聞いたことあるでしょうが、せっかく全身が温まって動きがしなやかになってきたところで止めてしまってはもったいない。20分以降が本番です。そこからさらに20分、トータル40分歩くと最高です。




運動をすることはいいことですが、短い時間の運動ばかりしていると結果的には全身のバランスを崩しやすいものとなってしまうため、ゆっくりと長めの「歩く」を推奨しています。運動の目的は鍛えることではありません。全身をバランスよく使うことです。筋肉をいくら鍛えようと全身をバランスよく使えていなければ疲労が溜まるばかりです。ゆるく、長く、余裕を持って行うことが結果的に体のためになります。