ふじの治療室

犬と鍼灸師

断食ノススメ

体調が悪い時にどうするかといえば「休む」ですが、そんな時に大事になってくるのが「食べない」ということ。
人間以外の動物は体調が悪くなると食べることを一切やめて休むことに徹します。これは食事というものが体にとって消耗に繋がり、治癒を遅らせることを知っているからです。「栄養をとってゆっくり休む」なんて言われたことがあると思いますが、それは治癒後の話です。体調が悪いときは食べなくても、体内で蓄積されている栄養を用いるので大丈夫です。

 

多くの人が体調を崩している理由は内臓をしっかり休ませていないことにあります。肺と心臓を除いた全ての臓器が吸収と排泄に関わっていますので、そんな時に「断食」という「内臓の安静」は治癒のスピードを早めてくれます。ただ、断食と聞くととても辛いイメージが湧くかもしれませんが、何日もやる必要はありません。日常の中で「疲れてると思ったら食事を抜く」ということをして、定期的に内臓に安静状態を与えてあげるだけで良いのです。この場合は「半日断食」などと言われていますね。


「疲れやすい」「寝ても疲れが取れない」という方は慢性疲労状態に陥っているので、1日2食の生活に変えることによる体質改善をお薦めします。