ふじの治療室

犬と鍼灸師

最大の敵は身内

 

身内の施術で結果を出せるようになったら一人前

 

この業界の格言(?)のようなものらしいんですが、今まで深く考えてきませんでした。しかし実際に身内・友人の施術が難しいのは本当で、ここ1、2年でようやく私も結果が出るようになってきたことで思い出したのです。

身内の施術、実は結構プレッシャーがかかります。一般の患者さんであれば上手くいかなければ来院しなくなるので2度と顔を合わすこともありませんが、身内はその後も会い続けます。

そして、これが問題点だと思うのですが、効果がイマイチでも「いい…感じかな」と気を使われることが多いのです。「気を使わずに正直に言って」とお願いしてもやはり使われてしまいます。「正直にいうと気を落としちゃうかなと思って…」と母に言われたことがあるのですが、確かにガッカリはしますね。私は特にわかりやすいようです。

でも、だからこそもっと上手くなろう。もっと勉強しようと思える。その繰り返しで成長していくのかなと。そうして結果が出ている最近の私は「もしかして一人前か?」と調子に乗りそうになっていますが、ダメダメ。この仕事にゴールはない。舐めてかかると痛い目を見るのがこの仕事。日々、謙虚に、精進していきます。